自然妊娠を目指すには、まず、性交渉のタイミングを女性の排卵期に合わせること(タイミング法)が大切です。ですが、排卵期ばかりを意識して、お互いが自由に、気持ちのままに仲良しできなくなってしまうのは少し考えもの…。なぜなら、専門家の中には、排卵日を意識したいわゆる “義務的な性交渉” より、愛情たっぷりの “楽しい性交渉” の方が、ベビーがやってきやすいという人もたくさんいるからです。また、排卵日以外の性交渉が、妊娠率に少なからず影響しているという説もあります。
2人で楽しめるほど、子宮内に精子が侵入しやすくなる!?
女性が性的な興奮を得られることで分泌される子宮頸管粘液には、精子の行動を助ける大切な役割があります。
そもそも、男性の精子は、酸性に弱いという体質を持っています。ところが、通常、女性の膣内は酸性に保たれていて、精子にとっては決して好ましい環境とはいえません。しかし、女性が分泌する子宮頸管粘液はアルカリ性であるため、子宮頸管粘液がたくさん分泌されるほど、精子は膣内でも活動しやすくなります。
つまり、カップル2人が心より楽しみ、女性が大きな安心感と気持ち良さを得られる性交渉の方が、妊娠率UPのためにはいいといえるのです。
2人でドキドキできると、子宮が精子をぐぐっと吸引してくれる!?
性交渉と妊娠率に関する情報の1つに、女性がオーガズムを感じた時に起こる子宮の痙攣が、精子を子宮の奥へ吸引してくれるという説があります。残念ながら、医学的な根拠はありませんが、多少、何かしらの影響はあるかもしれません。
排卵日付近以外も仲良くした方が妊娠率はUPする!?
性交渉により女性が気持ちいいと感じると、その感情は脳への刺激となり、女性ホルモンが分泌されます。女性ホルモンは、生理や排卵を促したり、子宮内膜の成長を助けたりと妊娠に深く関わっているホルモンです。そのため、排卵期以外にも適度に性交渉の機会をもち、普段から、女性ホルモン分泌機能を活性化(活発にしておく・反応性を高める)することは、妊娠にもいい結果を与えると考える専門家もいます。
性交渉の回数が少なすぎると精子の元気がなくなる!?
性交渉が少ないことによって、長い間、男性の副睾丸・精管に精子が貯蔵されると、精子の生産がストップし、溜まっている精子が古くなってしまう(老化する)といわれます。ただ、この説については、医師によって賛否両論あり、また、精子が古くなり始める時期についても“1週間を過ぎた頃から”や“2週間までは問題ない”など色々な見解があります。
現在のところ、医学的なデータはありませんが、妊娠を目指すにあたっては、できれば適度に性交渉の機会を持って、排卵期頃にフレッシュな精子を準備したいものです。